2022/02/11 17:53

陶芸作家

北側 雄一 Yuichi Kitagawa

京都府京都市


【プロフィール】
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1982年 大阪府に生まれる
2007年 京都府立陶工高等技術専門校修了
2007年 京焼ひらの 職人
2015年 舞州陶芸館 講師
2018年 第57回 日本クラフト展 入選
2018年 第60回 大阪工芸展 入選
2018年 工芸都市高岡2018クラフト展 入選
2019年 第58回 日本クラフト展 入選
2020年 第49回 日本伝統工芸展近畿展 入選
2021年 第50回 日本伝統工芸展近畿展 入選
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北側さんの作る器は釉薬が流れてできる豊かな表情が魅力的です。独自で調合された釉薬と相性の良い土選びにもこだわりを感じます。


北側さんは現在、京都府京都市で創作活動をされています。
工房を構えるためガレージのある一軒家を借り、ガレージ部分を扉や机や棚など制作が出来る環境をDIYで整えたそうです。

●陶芸作家になった理由をうかがいました。
「最初は、作るのが楽しかったというのが大きな理由です。
これから先の長く続く人生の、多くの時間を占めることになる仕事をどうするかと考えた時に、好きなことを仕事をしたいと思い、陶芸の道に進みました。
それから、自分が作っていて楽しいだけではなくて、自分が作った器で、人に喜んでもらえることが何よりも嬉しくて、陶芸の仕事を続けています。」

陶芸を学んだ学校や師匠について教えてください
「京都府立陶工高等技術専門校で陶芸を学び、それから京焼の窯元で、料亭などの器をメインに制作している京焼ひらので職人をしていました。この2つの場所で陶芸の基礎を学んで、今でも自分の中でのベースとなっています。」

北側さんの器に小鉢や向付が豊富にあるのはそこに原点があったからなんですね。

創作でのこだわりも聞いてみました
「料理のための器ということを1番に考えて制作しています。
盛り付けた時に料理を美しく楽しくなるように、豊かな時間を感じられるようにと心掛けて器を作っています。」

「特に釉薬にこだわっていて、手にとった時の質感、釉薬の変化の美しさを大事にして、見て、使って、楽しんでもらえるようにと作っています。」

釉薬の表情と美しく整えられた様々な形の器はお料理との調和を考えて作り出されたものなんですね。
確かに北側さんの器は盛り付けも頑張ろうかなって気持ちにさせられます。

作陶で苦労することややりがいを感じるのはどんな時かうかがいました。
「陶器は窯で焼かないと完成しないので、どれだけ考えて作っていても、最後は自分の手から離れてしまいます。
何回も焼成を繰り返しているので、ある程度の予測はありますが、窯から出てくるまでは上手く焼けているか分かりません。
全部失敗してしまう時もあれば、想像を超えるぐらい良い感じの焼き上がりになることもあるので、試行錯誤の繰り返しです。
この最後は自分の手から離れてしまうところが、苦労するところでもあり、喜びでもあります。」

やはり、陶芸作家の皆さんおっしゃいますが窯に入れて開けるまでは炎の調整はするものの願うしかないところもあるようで気苦労されるようです。
特に北側さんの場合、釉薬の変化を楽しむ器が多いので窯を開ける時は祈る気持ちなんでしょうね。

最後に
「これからもより良い器を作っていけるように制作し続けていきますので、どうぞ宜しくお願いいたします。」
とメーッセージをいただきました。

是非、北側さんの器を使ってみてください。
食卓が華やぐような素敵な器ですよ。





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北側 雄一
出店・出品情報はインスタグラムをご覧ください
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