2022/02/24 18:50

陶芸作家

川名萌子 Moeko Kawana

新潟県新潟市



【プロフィール】

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1984 東京都生まれ

2007 武蔵野美術大学工芸工業デザイン科陶磁専攻卒業

2009 岐阜県多治見市陶磁器意匠研究所卒業

2011   埼玉県 川口市の工房にて作陶、作家活動始める。

2017 -   新潟県新潟市内に拠点を移し、作家活動を行う。

常設/青人窯(新潟県)、魚沼の里okatte

市之倉さかづき美術館ギャラリー宙(岐阜県)、hitelas(神奈川県)、子の星gallery(東京)などで企画展、個展を行う。

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川名さんの貼り付け模様のお皿はまるで抽象絵画のようです。お皿ということを忘れてうっとり鑑賞してしまいます。




川名さんは現在、新潟県新潟市の沼垂(ぬったり)テラス商店街にあるご友人の陶磁器工房と陶芸教室で働きながら、そこで自分の作品も作ってらっしゃいます。

いろんな技法で器やアクセサリーを創作されています。



●陶芸作家になったきっかけをうかがいました。

「大学の基礎実習でとった陶芸の授業が楽しかったのと生活で使うものを作りたかったので。」


美大での基礎実習の授業をきっかけに陶芸に魅力を感じ陶磁専攻に進まれたんですね。
卒業後には岐阜県多治見市陶磁器意匠研究所で更に陶磁の知識と技術を身につけたそうです。


その後、埼玉で作家活動をされてから、現在は新潟市の沼垂(ぬったり)テラス商店街にあるご友人の陶磁器工房「青人窯」で働きながらご自身の創作をされています。



●現在の創作環境について

「沼垂テラス商店街は長屋のようなつながった建物にいろいろなお店が入ってるような場所です。

青人窯では主に陶芸教室とお店の担当で店頭にも立っています。そこの作業場で自分の創作もさせてもらってます。」


そんな素敵な場所と素敵な仲間のいる環境でお仕事をされていてとても羨ましいです。


新潟の生活について聞いてみると…


「日本海側の気候は冬はやはりなかなか厳しいので引きこもりたくなります(笑)でも東京にいるときより太陽のありがたみをすごく感じます。」


生まれ育った環境と違う場所での生活を苦労されながらも楽しんでいるようです。




●創作のこだわりについて

「土の色合いをいろいろ調整し、釉薬や釉薬の掛け方などを好きな雰囲気になるよう試行錯誤しました。」


試行錯誤の末できた川名さんならではの色彩表現はグレイッシュの中にも青や黄色の色味も感じますし土の中の成分と釉薬とで織りなす複雑な表情が魅力的です。


川名さんのパッチワークのような貼り付け模様の器は独自の方法で違う色の粘土を貼り合わせた後、形に押し当てて成形します。


川名さんのセンスを感じる色面構成がパウル・クレーの抽象絵画みたいだなと思っていたら、川名さんの好きなアーティストの中にパウル・クレーが入っていて感激しました。



●作陶でのやりがいや苦労することについて

「上手く良い雰囲気ができたり、新しいことを思い付いたり試行錯誤しているときが楽しいです。どうしても失敗もあるのでどのようにしたらロスを少なくできるかがなかなか難しく悩ましいです。」


当店で扱っている器以外にも可愛らしい雰囲気の器や違う技法の器、イヤリングなどのアクセサリーも作ってらっしゃいます。

そのどれもオリジナリティ溢れるデザインや技法で作られています。

川名さんの丁寧さやこだわりを感じます。



●最後に

「いろいろな雰囲気の器と合わせて使って頂けたら嬉しいです。」


そうメッセージをいただきました。

川名さんの色土貼付の器は単体でもとても素敵な器ですけど、違ったテイストの器と使うのも楽しそうですね。


一つ一つ違う模様が愛おしくてコレクションしたくなる器です。

川名さんが生み出す美しい色調とパターンはアート作品といっても過言ではないと思います。

一期一会の器ですので是非、手にしてみてほしいと思います。



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川名 萌子さんについての情報や作品は

川名さんのホームページもご覧ください


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