2022/07/10 18:40

陶芸作家

安藤 美和 Miwa Ando

愛知県名古屋市



【プロフィール】

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1986 愛知県出身

2021 愛知県立瀬戸窯業高等学校 専攻科 修了

     現在名古屋市にて作陶中

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●陶芸を始めたきっかけと陶芸を学んだ環境を伺いました。


器に興味があった安藤さんは瀬戸窯業高等学校で3年間陶芸の基礎を学んだそうです。

しかし、卒業後は陶芸とは違う職業に就いたそうですが…。


雑貨店などで日用食器を目にする機会が増え、自分の器を作ってみたいという気持ちと、学生時代に感じた作る楽しさや出来上がった時の喜びを思い出し、もう一度陶芸を学びたいと思い母校にある専攻科に入学しました。」


一度は違う環境に身をおいた安藤さんですが陶芸への想いが再燃し、母校の瀬戸窯業高等学校にある専攻科で陶芸作家を目指すべく陶芸を学び直したそうです。



●現在の創作環境について


「現在は名古屋市の自宅にて作陶しています。まだしっかりとした環境ではないのでいつか自分の工房をもって作陶したいと思っています。窯はレンタル窯を利用しています。」



●創作でのこだわりについて


とても魅力的な釉薬とシンプルながら個性を感じるフォルムの安藤さんの器。
創作でのこだわりを聞いてみました。


「自然に馴染む色合いや日常に溶け込むような器を作っていきたいと思っているので、シンプルなデザインが多いです。」


「アースカラー、特に緑色が好きで、釉薬で理想の緑色を出せるように探求しています。その分釉薬で個性を表現したい思っており学校で研究をしたものをベースにしてオリジナルの釉薬を作っています。」





●作陶でのやりがいや苦労することについて


再び陶芸の世界に戻られて創作活動や展示・販売をするなかで苦労することや喜びを感じることなどを聞いてみました。


「陶芸は作品が出来上がるまでに時間がかかるのでその過程において失敗も多くあります。

作るカタチにによって乾燥時や素焼きでヒビが入ってしまうことがあるので原因を考え少しすづ失敗を減らしています。


私の釉薬は温度や釉薬の厚みで表情が変わりやすいので最終的に出来上がってみないとどうなるかわからないという意味では不安もありますが、そこが陶芸の面白さでもあるので毎回窯を開けるのが楽しみです。

良いものが出来たときはとても嬉しいです。

もちろん思った雰囲気とは違って出てくることもありますが逆にそれが好評だったりすることもあます。

実際に使って頂いたお客様に『使いやすいよ』とか『良い色だね』と言っていただけると制作の励みになります。」



●最後に


安藤さんの器に興味を持っていただいた方にメッセージをいただきました。


「シンプルなデザインなので色々な器と合わせて使っていただければ嬉しいです。

マイペースではありますが皆さまに喜んでいただけるような器を作れるよう、楽しみながら制作していくことを心がけていきたいと思っております。」



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安藤美和さんについての情報や作品は
安藤美和さんのインスタグラムをご覧ください
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