2022/11/28 18:21
翠窯(すいよう)
愛知県瀬戸市
【プロフィール】
2013年に陶芸家の穴山大輔と画家の穴山文香により愛知県瀬戸市にて開窯
穴山 大
1981年 栃木県生まれ
2005年 東北芸術工科大学卒業
2007年 瀬戸市新世紀工芸館 陶芸研修修了
2005年 長三賞陶芸展 入選
2006年 織部の心作陶展 金賞/益子陶芸展 入選/朝日陶芸展 入選
2008年 国際陶磁器フェスティバル美濃 入選
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穴山 文香
名古屋市生まれ。
神戸学院大学卒業。
2009~2013年まで、名古屋のGallery Introartにて毎年個展を開催。
2012、2014年には松坂屋名古屋店美術画廊、代官山のGALLERY SPEAK FORにて個展を開催。
愛知県瀬戸市で作陶されている穴山ご夫妻。
それぞれの得意とするスキルを活かして作られた器のラインナップは個性的で魅力的なものばかり。
当店ではその中から翠窯さんを代表する器の一つ「カレー皿」を取り扱っております。
穴山さんに器のこと制作環境のことなど質問に答えてもらいました
「翠窯」という屋号に込められた思いについて教えてください。
翠窯の名前の由来は、カワセミです。
カワセミの羽は「混じり気のない美しい色」と言われています。
私たちが目指すものづくりは、まさに「混じり気のない美しいもの」を創造すること。
それは普遍性を持ち、国境も時代も超えてゆくはずです。
翠窯さんの器たちはどのような思いで作られているのでしょうか?
「古い中国の焼き物に憧れ、それを越したいと考えて作っています。
そのためにも何百年も残れる物を目指して細部にこだわり作っています。」
現在の創作環境について教えてください
陶磁器の産地である愛知県瀬戸市にて穴山夫婦と二人のスタッフの四人で制作しています。
瀬戸市に窯を構えてよかったことや苦労されたことはありますか?
瀬戸は日本有数の窯業地です。作る事に関して様々な道具や素材があり、職人や作家もそこに集まっています。
ライバルも多いですが、自分自身が成長するのにベストな場所だと考えています。
苦労したことは瀬戸に大学卒業後移ってきたので、住む場所、作る場所の確保と言う根本的な事から始まり、制作においてオリジナルに行き着くまでの試行錯誤、売れるようになってからも新作作りの葛藤等、言ったらキリがないですが、苦労に恵まれたおかげでその分成長させてもらっています。
素材や技法、器づくりで大事にしていることなどありましたら教えてください
「土や釉薬の素材感を大切にして、そこに自分達の感性を織り交ぜる事により出来あがる物を形にしています。」
作陶でのやりがいや苦労することはありますか?
「作る事も売ることも全て自分達で一から始めたので、1歩1歩登り坂を登っている感覚です。
成功より失敗の方が多い毎日ですが、窯から良く焼けた器が出てきてくれる事が、喜びとやりがいを感じさせてくれます。」
翠窯さんのカレー皿はどのように生まれたのですか?
「他には無いオリジナルを探求している時に、自分自身の感性、技術を活かした器を探求した結果、出来上がりました。」
最後に購入を検討している方、購入いただいた方にメッセージを
「毎日の食卓の中で楽しんで頂けたら幸いです。」
翠窯さんの美しくて使いやすい器を是非使ってみてください。
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翠窯についての情報は
翠窯さんのインスタグラムを御覧ください